【2026年最新】VDI・RDSとリモートアクセスの違いとは?VDI入れ替えをコスト・運用負荷で比較
企業の情報システム部門や、自治体のリモート環境を担当する方にとって、VDI(仮想デスクトップ基盤)の更新時期は大きな課題です。「次のVDI更新、また同じ金額をかけるのか」——予算編成の時期になると、そんな声が社内や庁内で上がっていませんか。
VDIは、数年毎に大きな更新費用がかかります。ライセンスや保守の費用も、毎年の予算を圧迫しがちです。そこで近年、VDIの入れ替えを検討する企業や自治体が増えています。
この記事では、リモート環境としてよく比較される3つの方式を、コスト・運用負荷・構築期間の3つの軸で整理します。最後に、VDIからの入れ替えで5年で約1億円を削減した、教育委員会の事例も紹介します。
- ✔VDI更新で予算が膨らみやすい理由と、仮想化ソフト・PC端末・ライセンスの値上がりの状況
- ✔VDI・RDS・リモートアクセス型の仕組みの違い
- ✔コスト・運用負荷・構築期間の3軸での比べ方
- ✔VDIから段階的に移行する進め方と、教育委員会の削減事例
✨ [要約] 企業や自治体のVDI更新時に検討すべきVDI・RDS・リモートアクセス型の3方式を、コスト・運用負荷・構築期間の3軸で整理します。ある教育委員会ではVDIからリモートアクセス型へ入れ替えることで、5年間で約1億円のコスト削減を実現しました。
値上がりする更新コストと属人化——VDI運用の3つの課題
VDIを長く使っている組織ほど、更新のたびに同じ悩みに直面します。代表的な課題を3つに整理します。
データで見る:VDIの更新で重なる値上がり
「更新費用が上がっている」という実感は、公開されているデータからも読み取れます。仮想化ソフト、PC端末、ライセンスの3つに分けて見てみましょう。
VDI・RDS・リモートアクセス型の違いとは?
VDIの代わりを考える前に、3つの方式の仕組みを整理しておきましょう。いずれも「手元の端末から、別の場所にあるデスクトップ環境を使う」点は共通ですが、そのデスクトップ環境をどこに、どのように用意するかが異なります。

コスト・運用負荷・構築期間の3軸で比較する
方式を選ぶときは、導入時の金額だけでなく、運用の手間や準備にかかる期間まで含めて比べることが大切です。まずは3つの軸の早見表で全体像をつかみ、そのあと軸ごとに詳しく見ていきます。

コスト:更新の年だけでなく、5年間の総額で比べる
VDIはサーバー・ストレージ・ライセンスなどの初期投資と、定期的な更新費用がかかります。RDSはサーバーとアクセスライセンスが必要で、VDIより台数を抑えやすい場合があります。リモートアクセス型(クラウド型)は社内・庁内にサーバーを置かず、利用台数に応じたライセンス費用が中心です。
なお、市場全体を見ると、IMARC Groupの調査(2026年5月更新)では、日本のデスクトップ仮想化市場は2026年から2034年にかけて年平均9.22%で成長すると予測されています。VDIの更新は、方式そのものを見直す良いタイミングでもあります。
運用負荷:誰が、何を管理するのか
VDIとRDSは、サーバー基盤そのものの運用が必要です。リモートアクセス型のクラウド型では、基盤の運用をサービス提供側が担います。社内・庁内の担当者は、アカウントや接続ルールの管理が中心になります。担当者が限られている組織ほど、この差は大きくなります。
構築期間:「検証期間」も含めて考える
VDIとRDSは、要件定義・サイジング・機器調達・構築・テストと、工程が多くなります。リモートアクセス型は、新しい基盤の構築がない分、工程はシンプルです。
ただし実際には、トライアルで検証してから本契約へ進むことが多く、特に自治体ではこの進め方が一般的です。検証の範囲や社内・庁内の調整、予算のタイミングによって、期間は数か月から1年ほどと幅があり、一概には言えません。更新の時期から逆算して、早めに検証を始めることが大切です。
VDIの代わりを選ぶときに見落とせない要件
VDIの代わりとしてリモートアクセス型を選ぶ場合も、セキュリティや認証の要件は変わりません。選定のときに確認したい3つのポイントを整理します。
デジタル庁のガバメントクラウド関連方針もあわせて参照しながら、接続制御・ログ管理の要件を整理することをおすすめします。
VDIからリモートアクセス型へ移行する流れ
「段階的に移行できる」とはいえ、実際にどう進めればよいか迷う担当者も多いはずです。一般的な進め方を4つのステップに整理します。
事例:教育委員会がVDIから入れ替え、5年で約1億円を削減
ある教育委員会では、高額なVDI環境の維持・更新コストと、5年ごとの更新負担が大きな課題でした。そこで、RSUPPORTのリモートアクセスサービス「RemoteView」に入れ替えました。
案件の概要
| 導入対象 | 県内の公立学校 |
|---|---|
| 利用規模 | 約3,900台 |
| 製品・方式 | RemoteView Premium(クラウド型) |
| 主な用途 | 教職員のリモートワーク |
| 契約期間 | 5年 |
- ✅Chromebookで利用できる
- ✅SSO連携に対応している
- ✅Global IPの許可設定で接続元を制限できる
- ✅ログ管理で利用状況を把握できる
- ✅RSUPPORTによる導入支援を受けられる
※この数値は当該教育委員会における個別の試算であり、規模・構成・契約条件によって異なります。
コスト比較の参考として、VDI・RDSとリモートアクセス型の費用構造の違いについては、VDIとRDSの違いと導入コストの比較(IT-trend)も参照してください。
まとめ:次の更新の前に、比較の材料をそろえる
VDIの更新は、仮想化ソフト・端末・ライセンスの値上がりが重なり、予算が膨らみやすいタイミングです。同じ構成で更新する前に、次の点を確認しましょう。
- ☑5年間の総額(更新費・保守費・人件費)で比較したか
- ☑基盤の運用を誰が担うかを明確にしたか
- ☑検証期間を含めたスケジュールを、更新の時期から逆算したか
- ☑接続元の制限、ログ管理、SSO、Chromebookへの対応を確認したか
リモートデスクトップサービス「RemoteView」は、Chromebook接続・SSO連携・ログ管理など、VDIの代わりに求められる要件を備えています。一般企業の方は14日間の無料トライアルで、今お使いのPC・業務システムとの相性をお試しいただけます。自治体・官公庁の方には、6か月の無料トライアルを用意しています(お申し込みは下のご相談フォームから)。また、リモートアクセスの乗り換え全般についてはこちらの比較ガイドもご参照ください。
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