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大韓民国 気象庁

  • 公共機関

Customer Success story障害発生時もエンジニアが現場に赴くことなく遠隔制御で迅速に対応することで
復旧時間とコストを大幅に削減でき、限られた人員の有効活用を実現


大韓民国気象庁は大気の観測・分析を通じて正確な気象情報を提供し、危険気象や地震などの災害から国民の安全を守る役割を担っています。
全国各地に設置された探査観測用の無人装置を、安全で効率的に管理するため、RemoteViewを活用した業務委託管理システムを導入しました。

導入前の課題
  1. へき地に設置された装置で障害が発生した際、即時対応が困難
  2. 現地への出動は復旧までに時間とコストがかかる
  3. システムが分散しており、装置の状態を統合的に把握できない

導入後の効果
  1. 全国の装置を監視・遠隔制御して迅速な障害対応を実現
  2. 現地出動の削減により、保守・運用コストを大幅に削減
  3. 監視システム構築により効率的でスマートな運用環境を実現

01 業務委託管理システム導入の背景


気象庁では、気象観測や環境モニタリング、遠隔探査のため、全国の山岳地帯や高地、離島地域に無人観測装置を設置・運用しています。

これまで全国46カ所の無人観測装置は、遠隔地に設置された装置で障害が発生した場合、現地に技術者が到着するまで対応できず復旧までに多くの時間を要していました。また、現地対応が前提となることで、出張費や作業工数などの保守コストが増大する点も大きな課題でした。加えて、公共機関として国家情報セキュリティ基本指針への対応も求められていました。

こうした課題を解決するため、政府のセキュリティガイドラインを遵守し、安全迅速に対応できる統合監視システムの構築を決定しました。

02 RemoteViewBOX を活用した運用方法


気象庁の運用環境では、セキュリティポリシー上、端末へのソフトウェアインストールが制限されているため、専用ソフトのインストールが不要なハードウェア型遠隔制御ソリューションRemoteViewBOXを採用しました。

| RemoteViewBOXのアクセス方式
RemoteViewBOX は、一般的な VPN 接続とは異なり、内部PCを経由せず、機器自体が直接通信を行います。
これにより、内部ネットワークへの不正アクセスや情報漏えいのリスクを抑え、高いセキュリティを確保した遠隔保守を実現します。

| RemoteViewBOXの制御機能
RemoteViewBOXは対象装置の電源On/Offも遠隔操作可能です。起動画面での設定変更や障害原因の分析、初動対応を迅速に行うことができるため、保守作業の効率が大幅に向上しました。

ライブビュー機能の活用で、全国に設置された装置の状態をリアルタイムで可視化。障害発生後の対応だけでなく、事前検知・予防を重視した運用体制へと移行しています。

RemoteViewBOX はネットワーク分離環境にも対応しており、公共機関でも安心なソリューションです。Mac、Windowsなど異なるOSに対応し、リアルタイム監視、複数ユーザー管理、操作履歴の記録など、遠隔制御に必要な機能を包括的に提供します。

03 導入による成果


業務委託管理システム(RemoteView SE)導入後、障害対応スピードは大幅に向上し、保守・運用コストを50%以上削減することができました。

従来は障害発生時に技術者が現地へ出向く必要があり、復旧までに1日以上を要するケースもありましたが、現在では遠隔制御による即時対応で復旧時間が数分以内に短縮。また、現地出動回数が減ることで、交通費や出張費などの付随コストの大幅削減も達成しました。統合監視システムの導入により、セキュリティの強化と障害予防の両立も実現しています。

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